アップルのジョブズ氏が引退

tksm2525

2011年08月27日 21:03

米アップルのカリスマ経営者として名を馳せたスティーブ・
ジョブズ氏がついにCEOを引退しました。今後は会長職に
就いてアップルの今後を見守っていくと言います。
IT業界で“王国”を築いたアップルですが、かなめ石だった
カリスマ経営者が退き、今後は社員や消費者の求心力が維持
できるかどうか世界中が注目することになります。

ジョブズ氏の後継者はクック氏に決まりました。クック氏は
これまで、アイフォン生産管理などを任されてきたジョブズ氏の
右腕として知られており、アップルの行く末については
「クック氏が後任なら全く心配ない」という声も上がっている
ようです。

しかし、ジョブズ氏が現場で陣頭指揮を執って生まれた人気商品
は数知れません。さらに新製品のプレゼンは毎回、ジョブズ氏の
独壇場だったこともあり、次の新製品お披露目の舞台で、
クック氏がどんなプレゼンを世界へ向けて披露するのかが
最初の試金石となりそうです。

また、ライバルたちの急伸もアップルにとっては脅威であり、
グーグルやマイクロソフトの追撃をかわし、さらに飛躍する
ことがクック氏に求められています。

最大のライバルであるグーグルは、スマートフォン向けの
基本ソフト(OS)「アンドロイド」を世界中のメーカーに
無償提供し、アップルを追撃する一番手となっています。
搭載端末は今年4~6月期で約4割を占めており、すでに
アップルを上回りました。最近は優良な特許を数多く持っていた
モトローラも買収し、グーグルはいっそう手ごわい相手となって
アップルに立ちはだかります。

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