消費者金融のレイクが銀行法の下で大躍進

準大手の消費者金融会社のレイクは、新生銀行の傘下として
10月1日から消費者金融事業を再開しました。これまでの
改正貸金業法施行によって、総量規制などの足かせが
はめられ、従来のような自由な貸金ができない状態の
消費者金融各社ですが、レイクは新生銀行の傘下となって
改正貸金業法の規制対象から外れ、銀行業法の下での
営業が可能になりました。

消費者金融業界ではレイクに対する羨望の声が上がっており、
追随しようと考えている消費者金融もありそうです。

レイクにとって銀行法の下での営業が可能になりましたが、
従来の貸金業法でいちばんの足かせとなっていたのが
総量規制です。年収の3分の1を超えるお金を貸し出すことが
禁止されて以降、新規の顧客を開拓することは難しくなり、
追加の融資などもまったくできなくなりました。

しかし銀行傘下のレイクの未、追加の貸し出しが可能に
なります。さらに広告規制もなくなり、収入のない主婦などに
対する貸付も可能になるなど、まさに一人勝ちの状態に
突入します。

貸金業法は多重債務者を増やさないために改正された法律
ですが、規制があまりにも強過ぎ、返済能力がある顧客にも
貸しだせなくなってしまいました。消費者金融各社は規制強化に
よる足かせが重く、さらに過払い金の返還問題も残っており、
前途はあまり明るくないようです。このままでは業界の衰退に
歯止めはかかりませんし、各社が破綻すれば利用者が宙に
浮いてしまいます。しかし簡単に規制緩和に踏み切るわけにも
いかないようです。金融庁は今回のレイクの件は容認し、
貸金業の生き残り策を見出すテストケースとして行方を
見守るようです。



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2011年10月05日 Posted bytksm2525 at 23:01 │ニュース