内職は大変だ

家庭用ゲーム機として初めて携帯電話回線に対応し、多くの
ゲームファンに期待されながらの発売初日を迎えたソニーの
PS Vita（プレイステーションVita）が、発売と同時に起こった
動作不具合で苦情が殺到したようです。

17日に発売開始となったPSVitaは、発売当初こそ長蛇の列を
作ったなどと報道でもてはやされましたが、発売直後から
大手掲示板などで「フリーズがひどい」などとユーザーからの
不満が溢れました。ほとんどの不満は動作不良によるもので、
ゲームがたちあがらずにフリーズしてしまうようです。

たとえ最新のゲームとはいえ、初期ロットには不具合が多い
というのは宿命のようでもありますが、今回のPSVitaの不具合は
少し多すぎるようです。ソニーもこの件には対応したよう
ですが、金曜日発売で迎えた翌日からの週末で、カスタマー
センターが営業していなかったところもあったそうで、
ユーザーによっては不満を爆発させ、過激な書き込みを
ネット上に行なってしまった例もあるようです。

こうした不満に対処するべく、ソニーは対応策をオフィシャル
サイトで発表しました。フリーズして電源が切れなくなった場合
「数時間放置して画面が消えてから、オンライン修理受付
サービスでアフターサービスをお申し込みください」という
内容でしたが、これはバッテリーが切れてから修理に出せという
意味であり、とても強引な対処法です。また、PSVitaには
ほかにも3G回線のSIMを認識しなかったり、充電ができない、
パソコンに接続できないなどの不具合も一部で確認されている
ようです。